三重県伊勢市の整形外科&運動器リハビリテーション【河口外科】

  |    |  4月

前回「プロテイン」のお話をさせて頂きました。 今回はプロテインの種類についてお話させて頂きます。   プロテインには ・ホエイ ・カゼイン ・ソイ の3種類があります。   〇原料による違い ホエイ:牛乳の水分である乳清のことで動物性タンパク質の一種 カゼイン:牛乳の固形物でチーズの原料にもなる動物性タンパク質 ソイ:大豆に含まれる植物性タンパク質 食物繊維を多く含む   〇吸収速度の違い ホエイ:1~2時間程度かけて吸収(吸収が早い) カゼイン:6~8時間かけて吸収(吸収が緩徐) ソイ:3~6時間かけて吸収(吸収が緩徐)   この吸収速度の違いを考えると飲むタイミングを工夫する必要があります。   例えばトレーニング後や食事の補助として摂取する場合は「ホエイ」   就寝前は吸収の遅い「ソイorカゼイン」がおすすめです。   特に定期的に運動をされている方や部活動などでトレーニングしている方は、 就寝前の摂取(ソイorカゼイン)がとても大切になってきます。   その理由としては、就寝時にも筋肉の分解が進みます。 この筋肉の分解を防ぐために吸収速度の遅いプロテイン摂取が推奨されています。   トレーニングの効果をしっかり出していく為には、適切な栄養補給、特に適切なタンパク質摂取が大事です。   栄養バランスが気になる方はビタミンやミネラルが含まれたものを選ぶと良いと思います。   ぜひ参考にしてみてください。

先日、患者様から「プロテイン」は飲んだ方が良いですか?と質問されました。   答えとしては、普段の食事でタンパク質が不足しているようであれば、 その不足分をプロテインで補う方法が良いと思います。   厚生労働省が、日本人が摂らなければならないエネルギーや栄養素の基準を定めています。 その基準で、年齢と性別に応じてタンパク質の必要量も定まっています。   しかし、食事で具体的にどれだけタンパク質が摂れているのか分からないと思います。   そんな時は、「カロミル」という無料アプリを使うと簡単に確認できます!! 気になっていた方は一度確認してみてはどうでしょうか。   また、定期的に運動を行う習慣がある人や、部活動など競技力向上の為のトレーニングを行っている場合、体重1kgあたり1.2~2.0gのタンパク質が必要だと言われています。   例えば体重70kgの人が体重1kgあたり2gのタンパク質を摂取しようと思うと、 70×2=140 140gのタンパク質を摂取する必要があるという事になります。 こうなると食事からの摂取だけではかなり難しくなり、また食事だけで140gのタンパク質を摂取しようと思うと、どうしても脂質がオーバーしてしまいます。 こんな時にもプロテインで補う方法が良いと思います。   リハビリで筋力トレーニングを行うだけでは筋肉はつきません。 運動+適切な栄養補給(特にタンパク質)がとても大切です!!   この機会に是非一度食生活を見直してみてはどうでしょうか。

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